耐震補強《 太宰府市連歌屋 II の例 》
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こんにちは。山根木材福岡支店のリノベーション住宅《ストックホーム・フクオカ》です。梅雨ならではのムシムシする日もあり、現場には大型扇風機が欠かせません。
補強計画の目標は100点
ストックホーム・フクオカの家はリノベーションの前に必ず耐震診断をおこない、築後数十年経った家が、現行の建築基準法の定めた数値をクリアできるように補強計画を立てます。
ただいま工事中の連歌屋IIを例に取ると、診断の結果、ビフォーの評点は0.42で「倒壊する可能性が高い」でした。0.42という数字は簡単にいうと建築基準法を42%しか満たしていないということ。これを1以上(100%以上)にしなければなりません。
もちろん快適な間取りにするため、壁を取り除いたり、導線を変えたりしたいので、そこは強度とのせめぎ合いになります。何日も悩みますし、かと思えばある日パッといいアイディアが浮かんだりしながらプランニングします。補強計画の診断は社内でも可能ですが、ストックホームでは第三者の判断を仰いでいます。
こちらが補強前「0.42」の骨格。
赤い壁=耐力壁
白い三角=筋かい
こちらが最終的に「1.01」まで耐震性能をあげたリノベーションプラン。
黄緑=金物補強対象の柱
矢印=内壁側壁補強
柱の接合部を金具で補強し、内壁の補強をバランスよく取り入れながら広いリビングを実現しました。勝手口を始め開口部も少し増えています。
重心と剛心の距離も大切
また、建物には間取りのおへそ「重心」と、強度のおへそ「剛心」があり、2つが近ければ近いほど安定感が出ます。
ビフォーの距離
●=重心
◎=剛心
赤の斜線=◎の位置推奨エリア
アフター
この2つの丸が離れすぎていると、地震の際建物にねじれが発生し、本来の強さを発揮できないことがあるのです。
1階2階とも、バランスよく補強を入れました。
来週はこの耐震補強の検査に第三者のセンセイが連歌屋に来られます。
いつもちょっと緊張します。
STOCKHOME FUKUOKA
山根木材福岡支店の中古住宅ストックホーム・フクオカ
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