リノベーションの下ごしらえ|断熱・高圧洗浄・塗装・内装下地
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リノベーションのビフォーアフターの比較画像はとても見応えがありますが、その中間にあたる「下ごしらえ」工事は、なかなか地道です。新築のようにプレカットされた材料を組み立てるようにはいかないので時間も手間もかかりますが、その分やりがいもあります。そんな下ごしらえ工事を4つご紹介します。
1、断熱工事
ストックホーム・フクオカではほとんどの物件で床、壁、天井全てを断熱材でくるみます。天井裏は梁を組んだ隙間から仕上げることになるので姿勢的にもキツそうです。できるだけフワフワに膨らんだ状態にして、空気をたくさん含んでくれるように施工するのがポイント。夏は暑そうに見えますが全く逆で、室内の冷気を逃さないように働いてくれます。
勾配天井のフワフワがずり落ちないように小梁が入っています。
小さな隙間や変形部分にも施工していきます。
2、外壁高圧洗浄
自動車コーティングのプロに聞くと、素人の方のほとんどは汚れや水アカの上からコーティング材を塗り込んでしまっているそうです。ヘアケアでもそうだと思いますが、まずは汚れを徹底的に落とすのが基本です。家の外壁や屋根をリペアする場合も、こびりついた汚れが残っていると、補修しても耐用年数に違いが出てきます。塗装や補修の前にはブシャー!っとしっかり高圧洗浄します。
屋根洗浄ブシャー!
雨樋などで隠れた部分の汚れもブシャー!
この高圧洗浄は見ていて楽しそうなので、代わってくれと頼んでも断られます w
3、外壁塗装
高圧洗浄が終わったら塗装です。「都市の昭和建築」リノベーションの場合、サイディングを上から貼るより塗装したほうが建物の雰囲気が残せるので、多くの場合再塗装を選びます。最近塗装屋さんの広告や比較サイトをよく目にしますが、極端に安い場合は重ね塗りの回数が少なかったり、材料コストを落としていたりするのでご注意ください。塗装は全て人間がするので、重ね塗りをしっかりするならその分手間賃もかかってきます。
下塗りは密着力を高める効果があります。
「都市の昭和建築」のこの色合いが好きです。
4、内装下地工事
断熱材を貼り終えたら、その上から不燃性の石膏ボードをかぶせていきます。吉野石膏さんの『タイガーボード』が鉄板です。耐震性能上、強度が必要な場所には耐力壁『ノボパン』を使用します。この作業が地味に大変で、平らな大壁は何でもないのですが、大壁にボードを貼った後できる隙間(サッシ周辺、勾配天井の傾斜、見せ梁周辺)に、ピタッとはまるボードを手作業で切り出さなければなりません。しかもこの石膏ボードの上には直接クロスを貼るので、わずかな凹凸も許されないのです。
天井の三角のところや見せ梁の外周部分はちょっと時間がかかったと推測されます
奥の壁に耐力壁ノボパン。
ボードの継ぎ目とクギ跡は後でパテで埋めます。
まとめ
下ごしらえ作業いかがでしたか。もしYouTuberがリノベーション動画を作ったら、この辺はまず早送りか全カットされてしまうでしょう。それくらい地道な作業で時間もかかる部分です。でもストックホームがとても大事にしている部分でもあります。
◎福岡市南区平和3丁目「都市の昭和建築」
(余談)
STOCKHOME FUKUOKA
山根木材ホーム福岡支社
ストックホーム・フクオカ
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担当:松元